ピンチをチャンスにする?それとも?
朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。
発表会やコンクールなど、本番は1回きりです。会場リハーサルなし、ぶっつけ本番もごく普通のことです。リハーサルがある場合も、秒刻みのスケジュールの中で、出来るのはペダル確認と数小節の音出しだけ、そんなケースも決してレアではありません。
ピアノは持ち運びが出来ない楽器です。その日、その会場、その楽器で演奏する条件は皆おなじです。どんな条件でも瞬時に自分の音楽に集中すること、それを学ぶ絶好の機会が人前での演奏経験なのです。
満足行く演奏が出来なかった、結果が出なかった。思わぬミスをしてしまった。悔しい思いをすることは何十回本番の舞台を踏んでも、幾らでもあります。そんな時、客席で誰かががクシャミをしたから、会場の響きに戸惑ったから、家や教室のピアノと違って(楽器は個体差があって当然なのですが)鍵盤がペダルが重たかったから、軽かったから等々、“~のせい”と言い訳しますか?それとも、そう感じたことをチャンスにしますか?
演奏後のネガティブワードは自分の胸の中にしまっておきましょう。私は言い訳に対して、決してヨシヨシとは言いません。それがその人の、その時点での実力だからです。厳しいかもしれませんが言い訳する自分と徹底的に闘って欲しいと思います。辛くてもコトバに出すことで正当化して欲しくありません。楽器やメンタルのコントロール技術が今の自分のテーマであることに気付いて欲しいのです。これがピンチをチャンスに変換する方法です。