子どもの成長とピアノの可能性。間違った奏法を見直すタイミング

私のパソコンの中には、コンクール前などにレッスンで撮影した皆さんの動画が保存してあります。先日少し見ていたのですが、ほんの1年足らずの間に身長が伸び、音色もパワーも別人のように成長していることを実感しました。

フィギュアスケートの女子選手の場合、ジュニアからシニアに進む際、身体の成長に伴ってそれまで出来ていたことが一時的に出来なくなってしまう時期があるそうです。アスリートたちは、その体型変化の時期を乗り越えて素晴らしい大輪の花を咲かせているのですね。

ピアノ演奏は、身体が小さい頃に上手く出来なかったことでも、成長とともにどんどん可能性という扉が開いていきます。床を使って自分の体重を演奏に利用するには、ある程度身体が大きくなってからのほうが、より音楽への反映を実感できるでしょう。ギリギリだったオクターブもラクに弾けるようになり、演奏にパワーが加わり、思考の幅や柔軟性、視野、精神力等々、精神面も1日単位で成長していきます。なんと素晴らしいことでしょう!

でも、身体の成長とともに痛みが生じたり、どんどん弾けなくなる現実があるとしたら?それは身体が小さい頃に身に着けてしまった「間違った奏法」が原因です。痛みを我慢して演奏する音楽に、本当の喜びはありません。

 

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