アナリーゼ

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

アナリーゼとは楽曲分析のことを言います。同時代を生きる作曲家以外、多くの作曲家は既に亡くなっています。そうなんだよね、もう生きてないんだよね。質問したくても出来ない。でも!100年も200年も300年も前に天国に行ってしまった作曲家たちは、その偉大な仕事を今を生きる我々にちゃーんと残してくれている。そう、それは楽譜です。

楽譜の中にどんなメッセージが残されているのか、虫眼鏡を使うように細かく細かく謎解きをしていきます。まるで探偵のようだね。このプロセスが実に面白い。ピアノを弾く醍醐味はアナリーゼありき、すべての原点です。特にバッハ作品ですが、もうバッハ先生の足許に平伏す以外に何が出来ようかと。ディミニッシュの使い方にシビれる。ただただシビれる。今日もバッハのシビれ箇所を発見して喜ぶのでした。

冒頭で作曲家は既に亡くなっていると書きましたが、実のところ、正確に言えばそれは誤りなのです。作曲家達は作品の中で永遠に生き続けています。楽譜を開けば様々なことを語ってくれますよ。たくさん対話をして作曲家と仲良くなりましょう。

 

ストゥールさんがやってきた!

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

今日はクリスマスイブです。学校も冬休みに入りました。楽しい計画のある方も、お家でまったり過ごす予定の方も、素敵な新年をお迎えください。

さて、ここでNew memberのご紹介です。その名もストゥールさんです。Stoolって書いてある。つまりは脚台であります。みんなの背がグングン伸びてきて、補助台を一番下にセッティングしても窮屈な感じになってしまう生徒さんがチラリホラリ。かと言って、床にはまだまだ足が届かない。そんな過渡期の強い味方がストゥールさんです。

身長130cm~148cm位の時期に使っていきます。アシストペダルも使い易くなりますからね。コンクールや発表会にも是非持って行って頂きたいと思います。新しい仲間、ストゥールさんをヨロシクね。

 

クリスマスシーズンの素敵な音楽

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

クリスマスシーズン~年末に演奏される曲や上演される作品といえば、筆頭はベートーヴェンの『第九』。わたくし、3~4回歌ったことがあります。年末の第九は日本だけの風物詩だそうですが、第九は人類の遺産だと思います。

バレエ作品くるみわり人形(チャイコフスキー)も有名ですね。ファミリーで楽しめる幻想的で夢の溢れる素敵な作品です。普段はバレエに馴染みの無い方々にもお勧めです。

オペレッタのヘンゼルとグレーテル(フンパーディンク)もクリスマスシーズンに上演機会の多い愛らしい作品です。ちなみに…某音楽教室のCMで子どもが階名唱しているアノ歌は、このオペレッタの第2幕冒頭の曲です。

メサイヤ(ヘンデル)も今の時期に多く演奏される曲です。ハレルヤは観客は起立して聴くという慣習があります。初演時、王様がハレルヤコーラスに感動して立ちあがったので、周囲の人々も王様にならって起立したことが起源だそうです。日本の演奏会ではどうでしょうね?

それでは、素敵なクリスマスを。

速度記号の手前に牛

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

テキストがだんだん進んでくると、曲の冒頭に速度記号が出てきます。Alleglo、Allegretto、Moderatoなど。親切なテキストだと子どもにも分かりやすいように、日本語で「はやく」「ややはやく」「中くらいのはやさで」などと続けて書いてあります。

さて、この速度記号、譜読み段階では忠実に守る必要はありません。特に速いテンポを指定されている場合は。譜読みが完成していないうちからテンポばかりにとらわれていたらば、楽譜を正確に読み解いでいくことがなおざりになってしまいます。そして、楽曲の命である音色作りのプロセスがスコーンと抜けてしまう。

新しい曲を貰ったら牛のようにゆっくりと。これ基本ね。あるピアニスト(リヒテルだったかな??ちょっと失念)の練習は、何の曲を練習中なのか他人には全然分からなかったそうです。この意味分かりますね。じゃ、またレッスンでお会いしましょう。

 

晩秋の風景

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

イチョウが晩秋の街を染めています。ここはお気に入りの場所の一つで、写真奥に向かって左カーブの下り坂道になっています。結構斜度があり、昇りは何気にトレーニングになります。写真には写っていませんが右側手前は高校の謝恩会会場でした。

先日、N君のお母様と小学校の校庭についてお話していた時、N君のお母様が通っていらした都内の小学校の校庭は砂利ではなくゴムだったとのことで、そういえば、この写真のそばの小学校のグラウンドもゴムだったなぁ…と頭の中で画を思い出していた所、何と、その小学校こそがお母様の母校だったことが判明しました。

この坂道と並行して、もう1本静かな坂道があり、その道沿いにお子様の頃お住まいだったそうです。何とも不思議なシンクロです。

イチョウの葉っぱがハラリハラリと降ってくる素敵な坂道。歩道は黄色い絨毯を敷いたよう。自分の足でいっぱい歩くと楽しいよ。お勧めスポットを見つけたら、そっと教えてね。

 

自らの感覚を信じる

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

前回の続き、感覚の互換性についてです。最近、昔買った森村泰昌著『踏みはずす美術史』を読み返しているのですが、カンディンスキーの言ったとされる言葉が引用されています。

私は音楽を見る。そして絵を聴くのだ。

なるほど。カンディンスキー作品の実物を現代美術館で見たことがありますが、作者の意図そのものの作品に心が躍動する思いでした。
では、音楽を見るとはどういうことなのでしょう。森村氏の著書の続きには、感覚の互換性には「見る」と「聴く」以外に「食べる=味わう」「着る」と解釈の枠を拡大していけるのではないかとあります。

音楽を食べる、味わう。個々の中に起こる感覚とその変化は、演奏者、観賞者、それぞれの内的世界において、その翼を自由自在に広げていくことに誰の許可をも必要としません。芸術は、音楽は何と自由であることでしょうか。

じゃあレッスンでアレコレとプロセスを踏んでいくのは何でかと言えば、作曲者(多くはもうこの世にいない)の意図が込められた楽譜を読み解くためのベースが存在しているからです。そこから先は、奏者の解釈という自由が待っているのだ。その自由を手にするには年月が必要ではありますが、大空高く舞い、風に乗ってどこにでも行くことが出来る世界にLet’s go.

 

 

 

グランドピアノの特性

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

グランドピアノはKyeをゆっくり押し下げると、途中で必ずカクンッと引っ掛かりを通過したのち、一番下まで下がります。この方法で打鍵した時は音は鳴りません。

どんなメーカーのどんなサイズの楽器でも、グランドピアノならこのダブル・エスケートメントというカクンッ現象が必ずあります。それによりトリルや連打のコントロールが思い描くようにでき、音楽の生命を引き出すことが出来るのです。

近、現代作品の場合、このハンマーアクションの領域を意識し、ペダリングのテクニックを駆使することで音色を作り込んでいくことが可能です。まるで水彩画のようです。ドビュッシーやラヴェルはハノンやツェルニーを弾く時と同じようには絶対に打鍵しません。関節もグニャグニャ柔軟に使います(勿論作品によってその使い方は違ってきますが)。
ただし、グニャグニャだからと言って液体のように流れて行ってしまうのではなく、身体のどこを使うことで柔軟性をフルに活かした演奏が出来るのか。教室の上級者の皆さんならお分かりですね^^

音で絵を描く―次回は感覚の互換性について書きます。