BGM(背景の音楽)がFGM(前面の音楽)になる瞬間。テレビの選曲に脳がインバイトされる贅沢
朝、何気につけたテレビは生姜焼きの作り方を放送中。 何ともなしに用事をしながら見ていると…この現象は何と呼べば良いのでしょうね。アハ体験とは違うけれど、脳に集中線が飛び込んでくるような「!」の感覚。
なんと、BGMにショパンの『エチュード Op.10-9』が流れてきたのです。なんというセンスの良い選曲。
こうなると、もう音楽に全神経がインバイト(招待)されてしまうので、番組の内容(レシピ)は全く覚えていません。そしてBGMが終わると、サッとシラフに戻るという不思議。
次のレシピの紹介では、なんとルロイ・アンダーソンの『舞踏会の美女』が聴こえてくるではありませんか。大大大大好きな曲です。あまりの美しさに涙腺が決壊しそうに。はい、やはり番組の内容は全く覚えていません。
Background Music=BGMはその名の通り「背景の音楽」ですが、プロの演奏家や音楽を深く愛する人にとって、それは時に主役に躍り出る「Foreground Music=FGM(前景の音楽)」になるのです。日常のふとした瞬間に、魂の込められた作品に出会えるのは本当に贅沢なことですね。
