ピアノで身体を壊さないために。4時間をかけて丹念に施された調律が、無理と無駄の工程を引き算してくれた話

縁あって或るピアニストのコンサートチューナーをされている調律師さんに
4時間かけて丹念にお仕事をして頂きました。

今まで自分にとってのベストと頑なに信じていた「こうあって欲しい」という音色やタッチと随分違うので、当初は戸惑いが無かったと言えばウソになりますが、日を追うごとに楽器が私の微細な意思をしっかりと受け止めてくれることに感動を重ねています。

ピアノを弾くことで身体を壊してしまう理由には複合的な要因がありますが、
無理および無駄な工程を重ねることなく、
なめらかな発音を導き出してくれる調律師を探す旅が私には必要だったのでした。

今までの「こうあって欲しい」という鳥籠から脱出したとき、楽器との本当の対話(メタモルフォーゼ)が始まります。身体を労わるためにも、信頼できる調律師との出会いは一生の財産です。