その言葉に何十年も苦しみました

子どもや女性は筋肉量が少なく、筋力も成人男性に比して弱いですが、力任せに弾くことがピアノの正式奏法でない限り、プロテインを摂取してマシーントレーニングに毎日精を出さなければならないということは一切ありません。

演奏中、肩や腕に力が入ってしまったり疲れてしまう場合、また、腱鞘炎で病院通いと縁の切れなかった方も、正しい身体の使い方をインストールすれば驚くほどラクに演奏出来るようになります。

指の角度や手首や肘も勿論大切です。でも、そこだけに注視しても快適に弾くには劇的な変化はありません。“腕の重みで弾く”“指を独立させる”一昔前にはよく聞いたフレーズですが(今も?)、このワードで何十年も苦しんだ生徒のことをよく知っています。私のことですが。

音楽を長く楽しむためには、身体も大切な楽器の一部です。そのことを忘れずに、これからも生徒さんと一緒に学び続けたいと思っています。