Welcome back

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2016年9月8日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。

今日は”超絶”サプライズについて、です。先月の台風大接近中、かつての教え子だった沖田航宙君が、かれこれ10年近くぶりに会いに来てくれたのです。4月に仲間と音楽制作会社を設立し、名刺を持って、若き経営者として立派に成長した姿で。私のことは思い付きで思い出してくれたそうだけど(笑)、それでも、わざわざ訪ねてきてくれた行動力と優しさに感涙です。

10度もガッチリ届く手の主たる社会人となった彼を“君”呼びするのは失敬というものですが、少年の頃の面影は変らずで、君呼びどころか、カズ、カズと昔通り呼ばせてもらうのが一番マッチしてしまうのでした。

全く接点も無く流れた年月の中、カズはドラマーになり、大型バイクライダーになり、NYに2日間位行って、あと、昔LockかPopを始めていたように記憶しているけど、そこは聞きそびれました。諸々総合的に私の系統を受け継いでいるよね?!さすが元弟子じゃ

難関理系大学時代の話や(培養に10時間かけて、続きの実験を真夜中にするなんて初めて知った)、歯列矯正装置を外した後のリテーナーは面倒だね、なんて話をしたり、今の道に至るまでのことなど、多々興味深く聞かせて貰っている途中、本当に何気なく壁の時計を見ると…!ビックリして両目が飛び出して時計の文字盤に当たって、跳ね返ってまた元の位置に収納されるという前代未聞の衝撃が。だって、トスカ全3幕、インターミッション、カーテンコール込みの時間を遥かに超えていたのだから!!!一体どんな特殊忍法ですの?!

リチャード・バック作品のように、私の知っている昔のカズが、大人になった今のカズの後ろから時々チラッとこっちを覗いては隠れるんだ。そんな何とも不思議なパラレルワールドな時間は、時計の針の回転をも加速させてしまったようです。

子どもはいつの日か必ず大人になります。カズと語ることで、二度と帰って来ない人生の時間を託して頂く自分の仕事について、あらためて責任とミッションを心に刻んでいます。いつでも、いつまでも、子ども達と子どもだった人達の味方であり続けたいと思っています。

 

 

 

■WP01

あの頃は二人共に歯列矯正装置を着けていたのでした