ショパンコンクール2025 その2

ピアニストが100人いれば100通りの解釈があって当然です。
一人として同じ人間がこの世に存在しないのと同じように。
この数日間、様々なショパンとの対話をー夜中に目覚ましをかけて
イブニングセッションも出来る限り―遠く離れた時差+7時間の日本で聴いています。

例えばですが、日本人が何代にも渡り大切にしてきた日本の文化、伝統を海外から来た外国人が
リスペクトなく我流に解釈を始めたら、そしてそれが多数派となってしまったら
日本の文化の灯りは将来的にこの世から消えてしまいます。
ショパンコンクールに於いても、ショパンが一生涯胸に燃やし続けた
祖国ポーランドへの愛国の思いに寄り添った演奏が
求められるのではないかと個人的には思っています。
3次予選での魂の演奏、まるで命を燃やすかのような演奏に心を奪われました。
この方々が本選に進出できるのかどうか、それはジャッジが決めることであり、
私はこのような演奏に出逢えたことを至福に思うのです。

 

 

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