「よき こと きく」― 0.00…1秒の指先に宿る魔法

朝霞市(新座市東境界)のSUMIピアノ教室です。
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日々の練習、もしかして指をグルグルと速く動かすことが目的になっていませんか? もちろん、指の鍛錬もゼロではありませんが、それは仕上げが視野に入ってきた段階で考えればよいことです。
それよりも、もっと大切なこと。 ご自分の出す音を、今、この瞬間によく聴いているでしょうか。
音の飛んでいく方向、塗り重ねられる音の色合い、鍵盤から指を離すその0.00…1秒の差で生まれる、ため息のような残響とニュアンスの変化、ペダルを踏むタイミング、そして打鍵の角度などなど。 それら一つひとつに意識を向け、身体の響きと対話するのは、正直に申し上げて大変疲れる作業です。 しかし、ピアノ演奏の秘訣は「聴くことがすべて」と言っても過言ではありません。
よき こと きく
…と聞いて歌舞伎を連想する方、通ですね。 手ぬぐいを連想する方、オシャレですね。 そして、例の映画(1976年版)と原作を速攻で連想してしまったあなた。 仲間ですね(にっこり)。
自分自身の音を誰よりも深く、誰よりも慈しんで聴くこと。 その「静寂と集中の時間」の中にこそ、ピアノを奏でる真の喜びが隠されています。
