アナリーゼ

アナリーゼ

2016年12月30日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

アナリーゼとは楽曲分析のことを言います。同時代を生きる作曲家以外、多くの作曲家は既に亡くなっています。そうなんだよね、もう生きてないんだよね。質問したくても出来ない。でも!100年も200年も300年も前に天国に行ってしまった作曲家たちは、その偉大な仕事を今を生きる我々にちゃーんと残してくれている。そう、それは楽譜です。

楽譜の中にどんなメッセージが残されているのか、虫眼鏡を使うように細かく細かく謎解きをしていきます。まるで探偵のようだね。このプロセスが実に面白い。ピアノを弾く醍醐味はアナリーゼありき、すべての原点です。特にバッハ作品ですが、もうバッハ先生の足許に平伏す以外に何が出来ようかと。ディミニッシュの使い方にシビれる。ただただシビれる。今日もバッハのシビれ箇所を発見して喜ぶのでした。

冒頭で作曲家は既に亡くなっていると書きましたが、実のところ、正確に言えばそれは誤りなのです。作曲家達は作品の中で永遠に生き続けています。楽譜を開けば様々なことを語ってくれますよ。たくさん対話をして作曲家と仲良くなりましょう。