Tempoのお話

2018年9月30日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

譜読みが終わり、曲の輪郭が段々出来上がってきたら、テンポを徐々に上げて行きます。最終的には作曲者指定のテンポで仕上げるわけですが、いつでもどこでも練習時に指定のテンポで弾いていますか?だとしたら、それはそれで問題です。

「指定テンポを守って弾くことの何が問題なの??」

「四分音符=120で弾けるようにしていらっしゃいと言われた」

そんな声が聞こえてきますが、アスリートが日々重ねている練習を考察してみましょう。マラソン選手は42.195Kmを毎日走っているのでしょうか。フィギュアスケート選手はランスルーだけを毎日繰り返しているのでしょうか。サッカー選手は毎日45分×2試合をしているのでしょうか。メトロノーム記号の数字に0.6を掛けると60%のテンポになります。最初はこの位から慣らしていく事がベターです。

練習のプロセスには触れずに、とにかく速く弾くように促す先生のレッスンを受けたことがあります。私には合わないので以降のレッスンに通うことはありませんでした。割と最近の話です。故障するようなことから自分を守るのも自分に対する責任です。先生が悪いというより方法が合わないということなのですが。