朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。
フィギュアスケートの世界は7月が年度始まりなのだそうです。冬スポーツだからですね。2017-2018はオリンピックイヤーです。
羽生選手の今期ショートプログラムはショパン/バラード第1番と発表されました。過去2シーズンで使った曲ですが、難易度をフルに上げた内容で挑戦してくることでしょう。楽しみです。
フィギュアスケートの場合、試合での演技時間は決まっているので、原曲の抜粋編集になるのはやむを得ない所ではあります。バラード1番は7分位ありますのでね。音楽家としては、編集された作品には違和感およびショパンの魂にメスが入れられてしまったような苦痛を覚えるのですが、そこは選手の演技が助けてくれると信じています。そして、スケート競技が原曲に興味を持ってもらえる機会になるならば素晴らしいと思います。
というわけで、バラード第1番を弾いてみました。高校生の時に買ったパデレフスキー版は背表紙が溶けて中身がバラバラになり捜索願を出している所なので、他のエディションで弾いてみました。
ちなみに、昔のパデ版がバラバラになるのは経年劣化もさることながら、紙の質や製本技術によるもので、新品で買っても直ぐにバラバラになってしまったのでした。エチュードはOp.10 と25で半分に割って使っている知り合いも居ました。輸入盤の楽譜から、その国の経済事情が垣間見え、日本は裕福なんだな…と当時思ったことを思い出しました。
さて、そのバラード第1番ですが、演奏と身体の使い方を勉強する前は腕が痛くなって、なかなか思うに弾けなかった部分(羽生選手の演技で言うところのステップの部分)がラクに弾けるようになっていました。嬉しいな!
もし、練習が辛いと感じることが有る場合、身体の使い方が上手くいっていないことが考えられます(ミスマッピングと言います)。何が辛いのか、どこが辛いのか、痛みの有無など弾きづらさをよく観察してみましょう。当教室では、このような苦しみが有ってはならないという方針で、導入時から身体に負担の無い奏法を身に着けていただけるようお伝えしています。