継続は力なり

2019年1月13日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。

私のパソコンの中には、コンクール前などにレッスンで撮影した皆さんの動画が保存してあります。先日少し見ていたのですが、ほんの1年足らずの間に身長が伸び、音色もパワーも別人のように成長していることを実感しました。

フィギュアスケートはノービス→ジュニア→シニアとカテゴリーが進んで行きます。女子選手の場合、ジュニアからシニアに進む位の時、身体が小さく体重が軽い時に出来ていたことが成長とともに出来なくなってしまう時期があるそうです。アスリートたちは、体型変化の時期を乗り越えて素晴らしい大輪の花を咲かせているのですね。

ピアノ演奏は、身体が小さい頃に上手に出来なかったことでも、成長とともにどんどん可能性という扉が開いていきます。今の時代はアシストペダルや補助ペダルが沢山出ていますが、床を使って自分の体重を演奏に利用するには、身長が伸びて体重が増えてからの方が、より音楽への反映を実感できるでしょう。ギリギリだったオクターブもいつの間にかラクに弾けるようになり、演奏にパワーが加わり、思考の幅や柔軟性、視野、精神力等々も1日単位でどんどん成長していきます。なんと素晴らしいことでしょう!

でも、身体の成長とともに痛みが生じたり、どんどん弾けなくなる現実があるとしたら?それは身体が小さい頃に身に着けてしまった間違った奏法が原因です。痛みを我慢して演奏する音楽に喜びはありません。