現代語訳

2019年11月20日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

23日、38年ぶりにローマ教皇が来日します。海外要人の来日につき厳戒警備態勢が敷かれることでしょう。東京でのミサは東京ドームで行われるそうです。事前申し込みと入場時には身分証の提示が必須とのことです。教会の御ミサは万人に門戸を開いているので、例外中の例外とも言えます。

ローマカトリック教会には主の祈りと聖母マリアの祈りという代表的な祈祷文があります。冒頭部分は、
主の祈り:天にまします我らの父よ、願わくば御名の尊ばれんことを…
聖母マリアの祈り:めでたし 恩寵充ち満ちたる聖母マリア…
です。

今は昔の私が小さな子どもだったころは上記の文語体を暗記をしました。フランチェスコ教皇来日のニュースに触れ、ふと、その頃のことを思い出し、現代はどうなのかと調べてみたところ新しい訳でのお祈りが採り入れられているとのことです。

現代人が読むと難解な言葉でも現代語ならスッと頭と心に入ってくることもあります。例えば般若心経も様々な現代語訳が出ていますが、それらを読んだ時、目から鱗の、あるいは衝撃や戦慄が走るような体験をするかもしれません。少なくとも私はそのような体験をした一人であります。

さて、ピアノ音楽の旧約聖書はバッハ/平均律クラヴィーア曲集1,2巻、新約聖書はベートーヴェンソナタと言われています。

バッハの時代には現代のピアノはありませんでした。今を生きる私たちは現代語にトランスレートしながらバッハ作品を演奏していると言えます。ペダル使用の是非が問われるようなことも一昔前にはありましたが、ペダルを使うことで作品への誠意が失われるとは思えません。ただし、その使い方には研究が必要なのです。