SEYMOUR

SEYMOUR

2016年11月20日

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。

Kちゃんのお母様から情報を頂いた、89歳NY在住のピアノ教師であり作曲家でもあるSEYMOUR先生のドキュメンタリー映画(SEYMOUR: AN INTRODUCTION)を観ました。

映画館のスピーカーを通しても、先生の優しく深い音色に心が解放されていく思いでした。ピアノは木の温もりが心から心に思いを伝えることができる楽器です。

インタビュアーとの対話で構成されている内容ですが、レッスンのシーンも多々あり、先生の導きで生徒が変化していく様子が伝わってきます。それは指先だけの技術ではなく精神の変化と言えるのではないかと思いました。

先生は50歳で現役ピアニストを引退し、指導に専念してこられました。若き日に朝鮮戦争に徴集された筆舌し難い経験を涙ながらに語るシーンは胸に刺さりました。
沢山の生徒達に音楽を愛する喜びを伝えてきた先生。それは命を伝えることなのですね。教え子たちが先生から教わったことを世界中に伝えていくのですから。この希望の連鎖に何と救われることでしょうか。

今の言葉、もう1回聞きたい!と思う場面が何十回もありました。DVDが出たら是非入手したいです。この作品は、先生のレッスンを直接受けられない人々にも希望の連鎖をもたらしてくれたのでした。

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写真の右側はセントラルパークですね。先生のお宅はEast sideかな?

映画に出てくるNY Steinway&sonsの店舗、サロンはカーネギーホールの裏手にあります。ピアニスト垂涎NYスタの本店は華美なショールームではなく、本当に工房といった感じの店舗です。初めて行ったアメリカ、そしてNY。下手な英語で「ピアノを弾きたいのですが」と言って飛び込み、自分の曲を演奏させてもらいました。