小泉八雲

朝霞市・新座市Sumiピアノ教室です。こんにちは。

副都心線の東新宿駅周辺。幾重にも折り重なった濃厚な焼肉の臭いが漂っています(実のところ、この臭いは得意ではありません)。大きな通りの向こう側は新宿歌舞伎町。異国の言葉が飛び交い、日本でありながら日本ではないような、日本人である私の方がマイノリティと錯覚してしまうような。

埼玉から30分も電車に乗らないで到着する、そんな東新宿駅から徒歩数分の場所に小泉八雲終焉の地があります。小泉八雲(本名ラフカディオ・ハーン1850年6月27日 – 1904年(明治37年))は松江に骨を埋めた作家と思いきや、東京で亡くなっていたのですね。

『耳なし芳一』『雪女』は有名な代表作ですが、ノルウェーの作曲家ノルドグレン(1948-2008)の作品に、『怪談によるバラード』という八雲作品からインスピレーションを得て作曲された幻想的な10曲があります。『耳なし芳一』も『雪女』も含まれています。昔々、舘野泉さんの演奏で聴いた時、ピアノという楽器のあまりの可能性に衝撃を受けました。

小泉八雲自身はこの作品を聴くことは勿論ありませんでしたが、晩年暮らしていた東新宿で、どのような景色を見、どのような音を聴いていたのでしょう。喧噪を逃れて、この地に居住したとのことなので、明治時代は長閑な田舎だったのでしょうか。そんなことに思いを巡らすと、歩きながら瞬く間にタイムスリップしてしまうのであります。