音楽はイマジネーション
最近はスマホ時代のせいか、音楽に対するイメージが消極的―先日のコンクールにて、審査委員長の先生による全体講評でのお話です。
ほんの一昔前には考えられなかった手のひらサイズPC=スマホの出現。まるでドラえもんの世界です。この夢のような機械は、人間からイマジネーションを奪って行くという側面があるのは事実だと思います。生まれた時からそれが当たり前にあるのであれば、スマホもPCも何も無かった時代の生活そのものを想像できなくて当然ですね。
でも、便利なツールに助けられる暮らしは決して悪ではありません。機械と人間の主従が逆転しなければ良いのです。すぐに出来ることは、窓をガラッと開けることです。
風を感じるかもしれない。サンマを焼く匂いがほのかに漂ってくるかもしれない。子どもがキャーピーッって喜んではしゃいでいる声が聞こえてくるかもしれない。太陽の光を顔に感じるかもしれない。近所の猫と目が合うかもしれない。雨の音や匂いを感じるかもしれない。お部屋も換気出来てGood一石二鳥だね
もう一つ。動いて汗を流すということも大切な経験に思います。それは大人でも同じです。運動して滝のような汗をかくとね、耳の中に汗が流れてきてギャッ!となる。
5000年前の古代エジプト時代の壁画に“今時の若い者はなっておらん、ワシの若い頃には~”とヒエログリフが描かれてるそうです。いろいろ解釈できるけれど、時の流れとともに人々の生活も意識も変化を遂げていくのは、いつの時代も変わりがないということですね。
イマジネーションを豊かにするには、『面白そうなこと』を小さな画面の外に探してみると良いよ、というお話でした。あ、でも、このBlogは読んでね