コンクールで一瞬で惹きつける音の秘密。唯一無二の引き出しを作る方法
未就学児から音大生、社会人が参加するコンクールまで、様々な会場に足を運び、予選から長時間演奏を聴く機会を昔から持っています。ピンと張り詰めた空気の客席には、どのコンテスタントもステージで最善を尽くすために、血の滲むような努力を重ねてきたことが伝わってきます。
この演奏に点数をつけるのは酷だな…と思う半面、上位の評価を得る演奏には、最初の1音が鳴った瞬間に分かる大きな共通点があります。
それは、音の色彩感が格段に違うのです。そして楽器が美しく鳴っているのです。紡ぎ出す音楽に、みるみる惹きこまれていきます。
では、どうしたらそのような演奏が叶うのでしょうか。それは“聴く”を何よりも大切にすることではないでしょうか。
自分の音をとことん聴いてコントロールする技術を磨くことは勿論ですが、子どもの頃からありとあらゆる音楽を聴き倒す経験を貪欲に追求してほしいのです。ピアノ音楽だけではなく、オーケストラ、室内楽、声楽、オペラ、ジャズ、ロック、民族音楽など、興味を持って音のシャワーを浴び続けることが、唯一無二の自分だけの引き出しを作ります。魂の込められた作品に触れることで、自分自身が豊かになっていくのです。
ことで自分が豊かになっていくのです。
